1. 太いタイヤは必要なのか?

自動車のタイヤは、自動車につけられている部品の中で唯一路面と接している部分で、この部分をある一定方向に極めれば、その性能というのは優れた形になります。

自動車がタイヤに求める性能は、確実にエンジンのパワーを路面に伝えること、車の向きを確実に変えることです。

この2つはタイヤのグリップ性能を高めればいいわけですが、そのためにはタイヤのコンパウンドと呼ばれるゴムの性質を柔らかいものにすることと設置面積を増やすことが必要となります。

コンパウンドは柔らかければやわらかいほどグリップ性能が向上しますが、その分減りが早かったり、転がり抵抗が大きくなったりします。

設置面積を増やすためには、タイヤのトレッド面の横幅を広げることで行いますが、これも路面状況に左右されたり、転がり抵抗が大きくなったりします。

レーシングマシンが太くて、短距離を走っただけでタイヤ交換が必要なのはこのためなのです。

一方、ここ最近の傾向であるエコの観点から見ると太くてコンパウンドの柔らかいタイヤがもたらす転がり抵抗の増大はデメリットで、同じ量のガソリンをつかって生み出した動力でも走る距離が変わってくるのです。

当然距離が短ければもっとガソリンを使ってタイヤを回さなければいけないので、低燃費という目で見ればよくないことなのです。

そこで考えられたのが通常のタイヤよりも更にコンパウンドを固くして、摩耗や転がり抵抗を減らし、無駄なガソリンを使わなくてもスムーズに走れるようにしたものです。

しかし、コンパウンドだけを固くして転がり抵抗を減らしてもグリップとの両立もあるのである程度のものしか作れません。

そこで次なる対策としてとったのがタイヤ幅を狭くするということです。

最近の車は標準でも205タイヤぐらいのものが付けられていることが多いのですが、そのタイヤ幅を195や165まで細くしてタイヤ幅の方向からも転がり抵抗を減らすということをしているのです。

この2つの性質を持っているのが俗にいうエコタイヤというもので、自動車メーカーがエコカーを売るときに標準装備として付けられていることが多いのですが、既存の車においても同じようなことを行う場合があります。

今までの自動車界の常識では考えられないのですが、わざとタイヤを細くするのです。

これによってメーカーが行っている、いわゆるタイヤのダウンサイジングを行ったのと同じということになるのです。

従って、燃費を向上させたいと思っている方は太いタイヤはまったくもって必要ではありません。

標準装備のタイヤかもっと細いタイヤが必要となるでしょう。

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